【拒食症・不登校克服】母親だからできることがある
ごきげんよう、渡辺貴子です。
二人の娘が次々に拒食症・不登校となったとき、
私自身がカウンセリングやコーチングを受けました。
自分と向き合うのはわかった。
親が自分自身を癒すこと、自分を大切にすることが大事なのもわかった。
だけど、日常は待ってくれないの。
子どもとの毎日は?
日々をどうやって過ごしたらいいの?
毎日の過ごし方すらわからなくなってしまった時に、
私はこちらの本と出会いました。
親が、子供を受容するという、自分の内的感情を言葉で表現するすべを身につければ、目を見張るような効果を生む道具を手にしたのと同じだ。
・子どもが自分自身を受容し好きになっていく過程、自分の価値に目覚める影響を与えられるようになる。
・依存から独立と自己管理へ移動するスピードをはやめられる。
・人生にどうしても出てくる問題を自分で解決する力、少年期、青年期に味わう失望と苦悩に建設的にのぞむ力を与えることができる。
受容のもたらす効果のなかで一番大切なのは、自分は愛されていると子どもが思うその内的な感情である。
他人をありのままの姿で受容することこそ真の愛の行為であり、受容されていると感じることは愛されていると感じることである。
心理学では、愛されているという感情のもつ非常に大きな力についてやっと認めはじめた。
それは心と体の成長を促し、心理的・身体的障害を治すうえで、私たちの知っているあらゆるものの中で、最も優れた治療効果をもつものであろう。
親が子どもを受容することと、受容している気持ちを子どもに感じさせることとは別である。
親の受容も、子どもに伝わらない限り、子どもには何の影響も与えない。
受容は自分の内部から発するものであるが、相手に影響を与える強い力となるためには、それを積極的に相手に伝え、形で示さなければならない。
積極的な形で受容表現されてはじめて、自分はその人に受容されていることが確信できる
トマス・ゴードン
親業〜子どもの考える力をのばす親子関係の作り方
いかがでしょうか。
アメリカの臨床心理学博士のトマス・ゴードンによる『親業』からの引用です。
受容されていると感じること=愛されていると感じること
そして愛されているという感情は、心理的・身体的障害を治すうえで、私たちの知っているあらゆるものの中で、最も治療的な効果をもつものであろう。
私はこれを読んだ時、感動しました。
なんてすごい!
だったら、それをやればいいじゃん。
私だからできること、私じゃなきゃできないことがあるんだ!
この本を手に取り、すぐに講座を受けにいきました。
もう、10年ほど前のことです。
子どもが愛されていると感じることができる関わり方や、自立をサポートすること。
子どもの可能性を引き出してのばす親子関係を築くこと。
そのために親ができる3本柱のうちのひとつが聴くでした。
聴くのにも、聴き方がある。
それも、愛されている(受容されている)と子どもが感じられる聴き方がある。
▶︎子どもとの信頼関係は築いていくもの、育てていくもの
知らないことはできないんですよね。
教えてもらってきてないことはできない。
身近に素敵に話を聴いてくれる見本がいなかったらできない。
だったら学べばいいんだと思って学びました。
コミュニケーションは学べるのですから。
そんな場があることにも、当時は感動しました。
求めれば、用意されているんですね。
医師でもなく、カウンセラーでもなく、ほかの誰でもなく、母親である私たちだからこそできることがある。
胸が熱くなる。
暗かったら窓を開けろ!
(朝に届くメルマガにタイムリーで書かれていたメッセージ)
心の置きどころをどこに持っていくのかを、私たちは選ぶことができるんですね。
子どもたちとの出来事を導かれている今に、感謝でいっぱいになります。