長女の拒食症克服記録♯15「快」を重ねて②
今回は、こちら「長女の拒食症克服記録♯15夏休み「快」を重ねて」の、続き記事になります。
さて、バラを買って育てたいと言った長女。
すぐに、欲しかったバラをネットで注文し、夏休みが始まる直前に我が家に届きました。
食事以外は、バラの時間
■バラの観察日記をつけ始める
届いた苗に蕾がついていて、蕾が膨らみ、咲くのを楽しみにしていました。
咲いたときの嬉しそうな笑顔は、今でもはっきり覚えています。
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■バラの研究
バラは2万種も存在しているらしい。
バラ図鑑やバラの雑誌を購入し、花のタイプや大きさ、花や葉の写真などでいろいろ調べていました。
もともと、魚や昆虫などが大好きで、図鑑などでもすぐに覚えてしまう娘は、あっという間にバラの名前、特徴などを覚えていました。
■建設中のマイホームに植えるバラの選定
庭の図面とにらめっこ。どこに、何を植えようか?
図面に、絵を書き込んで庭が出来上がったイメージを作り上げていました。
■バラの絵や粘土でつくる
もともと絵や工作が大好きでした。バラの絵を夢中で描いていました。
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↑長女作
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230724/20/takara-miraclesmile/dd/b2/j/o1080081015316497006.jpg)
バラが大好きで、バラのことをたくさん知りたい。
娘があまりにのめり込みすぎて、しんどそうだな…と私が感じる時ももありました。
それでもそんな時は、彼女の話を聞き、
彼女の様子を見ながら、
彼女と楽しく過ごすことを意識していきました。
私が大切にしたのは、娘の
「ママと一緒に楽しみたい」
という気持ち
静かで穏やかな時間もあれば、おしゃべりに花咲く時もある。
そんな時、私はもっぱら聞き役、教えてもらう人。
「ママ、バラっていうのはね…」
「うんうん、へ〜、そうなんだ!すごい、さすが!詳しいねー、もっと教えて」
「このバラめっちゃかわいいね」
「わっ、ほんとだー、かわいいね〜」
「この子はつるバラだからガゼボに這わせて、あの子とコラボしたいなあ」
「素敵だねー。イメージが広がるね!いいねいいね」
「ほかには?どんなことができそう?」
「よかったら、もっと教えて」
一緒に作業をしながら、イメージを広げたり
他にもやりたいことを思いついたり。
図鑑を1ページ1ページめくりながら
「いっせーのーせっ!」
って、自分の好みのバラをそれぞれ指差してみたり。
〇〇ちゃんが好きなものをたくさん教えてくれて、ありがとう。
いっぱい教えてくれて、ありがとう。
彼女の一日は、拒食症の影響で、食べ物、量、時間…。規則正しい生活でした。
やりたいこと、笑顔になること、それを楽しむ時間を作っていきました。
絵を描きながら、思うように描けずにイライラと泣き出すこともありました。
すべてがすぐに上手くいった訳ではなかった。
けれど、少しずつゆっくりと彼女のペースで好きを大切にした時間を過ごした夏休みでした。
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あの頃の私に伝えたいこと
正解のない中で、娘が笑顔になるために何ができるのか?
そんな時間を必死で過ごしました。
この頃の私は「母親が幸せになる」とか「お母さんが癒されて…」とかは二の次で、ひたすら娘のために!と行動していました。
ねぎらうことを知らなかったな。
自分を大切にすることも知らなかったな。
自分の愛し方も知らないまま、一所懸命に娘を愛していたな。
もしいま目の前に当時の私と娘がいたら、私は迷わず私を抱きしめる。
愛の眼差しで私に伝える。
つらいんだね
しんどいんだね
よくやってるね
よくやってる
よくやってるよ
大丈夫だよ
大丈夫
そう言って、抱きしめる。
ゆっくりと呼吸ができるように、
安心できるまで、ともにいる。
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だから、お子様に寄り添おうと頑張っているお母さんに伝えたいんです。
もしかしたら、かつての私のように、
今、絶望を感じて光が見出せずにいるお母さん。
光まであと少しっ!のところでしんどくなっているお母さん。
お子様のことを想う時間も大切です。
それ以上に、
どうか、ご自身を大切にすることをなさってください。
ご自身に優しい眼差しを。
ご自身に愛ある言葉を。
大丈夫だよ。
お子様を支えていらっしゃるあなたに
愛と幸せが満ち溢れますように