長女の拒食症克服記録♯15夏休み「快」を重ねて
拒食症になった娘と夏休みをどう過ごしたか
(この内容は、不登校改善のプロセスにも応用できると思います、ぜひ)
この夏に賭ける!
長女の拒食症克服に向けて、すべてのチカラを集中させる!
そんな腹づもりで、私は夏休みの生活に挑んだような気がします。
次女には長期のお泊まりに。
それについてはこちらで書いています。
意識を向けたのは、娘の快体験、快感情
私が意識したのは
長女の食事のことや体重のことではなく
長女の心が快の状態になることに
焦点を当て、それを繰り返し
広げていくこと
・長女の心が「快」になるコト、モノは何か?
・それに夢中になれる時間を重ねる。
・その時間を、一緒に楽しむ。
・そのコトやモノをともに体験する。
・どこまでも、応援すること。
・楽しみながら行動し、それによって感じる感情や気持ち、素敵な気づきををその都度伝え合うこと。
それが、長女にとってはバラだったのです。
起床、食事、買い物、お風呂、就寝。
これらに関するしばりは夏休みも強固に続きました。
その様子はこちらに
そんなルーティン化された1日のなかに
バラのことを楽しむ時間をいれていきました。
バラを楽しむ時間
これ即ち
心の状態が「快」になっている時間
なぜ、快体験、快感情に意識を向けたのか?
たちの心(感情)は、まるで川の流れのように瞬間瞬間で流れていきます。
たとえば…
すごーく嬉しいことがあって「わぁ」ってなっていても
目の前にゴキちゃんがポトっと落ちてきたら「ひーっ」ってなります。
人間は、
快「わぁ」と不快「ひーっ」を
同時に感じることはできないんです。
快を感じながら同時に不快は感じれない。
その逆も然り。
感情が川のように
快も不快も浮かんでは流され変化します。
拒食症の心は、どうだろう。
心が不快の川になってしまっているような状態だと私は感じています。
では、どうするか?
この不快の川に快を流していく。
不快そのものを変えようとするのではなく
それとは別に、快を流していく。
快を感じる瞬間を積み重ねていく
快を感じれる体験を重ねていく
それを強化していく
これを夏休みに徹底的に意識したのです。
*不快…怒り、怖れ、不安、罪悪感など
快 …喜び、楽しい、嬉しいなど
上の図にあるように、
拒食症の心は不快が充満している状態です。
で、大切なのは、この不快な気持ちをどうにかしようとするのではなく、否定するのでもなくただあると認めたうえで、目先をかえていく。
この、不快をどんなに取り除こうとしても新たな不快が蛇蝎の如くやってきます。
もしも不快を取りのぞけたとしても、そこに快が生まれることはありません。
別の不快がわいてくるだけです。
では、どうすればいいのか?
快感情、それを生み出す快体験を
積み重ねていくんです。
長女の場合、それを生み出すものはバラだった.。
だからこそ、
拒食症によってルーティン化された1日のなかに
バラのことを楽しむ時間をいれていったのです。
実際に、どんなふうに楽しんでいったのか?
快を増やしていったのか?
次に続きます