娘が拒食症になりました④2つ目の転校先に優等生に変身 | 『公認心理師』渡辺貴子トレーナー

娘が拒食症になりました④2つ目の転校先に優等生に変身

今も見られる、長女の特性

「私たち似てるね!」

そう、長女と私で苦笑いしてしまうことがあります。

・片付けが超苦手なところ

・すぐに物をなくところ

・おっちょこちょいなところ

これ、すごく似てる。これも特性ですかね。

しっかり者の次女には、長女と私のそんな一面は

結構ストレスだったのではないかなと思います。

いまは、私たちのそれを個性として見てくれていて、

ほんとありがたい。

長女は大学受験の際に受験票を失くしたことがあります。

模試の時にも散々受験票をなくしては、事務局に対処していただいていましたが、本番でもやらかしました。

けれども、自分の特性を理解しているからか、対応力が素晴らしい。

冷静に大学側に連絡を取り、ことなきを得ます。

そしてなんの不安もなく受験に挑み合格も手にしていました。

しっかり者の次女には、それがとても不思議に映るようです。

「受験票は命の次に大切なものだから、しっかりと保管するように!」

高校受験の際の担任教師からの教えを守る次女にとって、足の踏み場もなく散らかるプリントの山やゴミ箱をひっくり返して受験票を捜す姉の姿は衝撃でしかない…笑

そして、再発行された受験票で何の動揺もなく受験に挑む姉に対してただただ感服。

次女はひとこと

「姉ちゃんって、すごいね…」

こういったことは、日常の中でもよくみられます。

没頭する。それ以外のことが疎かになる。

やらかす。

気づければ、瞬時に対応を考え行動する。

娘は、もともと、そういった特性を持っていました。

そして、今もそれがあります。

幼い頃から、彼女が没頭して楽しそうに集中することに、

周りが自然と巻き込まれていく…そういったところがありました。

小学校低学年の頃の担任の先生からは

「天使のようだ。みんなに〇〇ちゃんに優しくしたいと思わせる力を持っている。

班決め、グループ分けの際は、〇〇ちゃんには申し訳ないと思いながらも、いつもトラブルが起きそうな班にいれています。

〇〇ちゃんが入ると、不思議と揉め事がおきないから。

あと、お母さん、〇〇ちゃんは宇宙人みたいです。

普通にしようと思わないであげてくださいね」

そう、言われました。

 

私がそんな長女を叱った日の翌朝、長女の部屋で私は殴り書きのメモを見つけます。

「生まれて8年経つけど、私は地球に慣れてない。

もう消えたい。地球に慣れないままでいい。もう消えてなくなりたい」

破り捨てられグチャグチャにされたメモを手に

「型にはめた子育てはやめよう…」

深く反省したことがありました。

そして、小4の夏。3つ目の小学校へ転校することになります。

優等生に大変身

転校先の小学校で、奇跡のようなことが起こりました。

娘が別人のように急成長をとげるのです。

あっというまに娘は人気者になりました。

学校の勉強を頑張り、発言も活発にするようになります。

成績も爆上がり。

積極的にクラブ活動も委員会活動も、学級員も、班長も。

図工も書道も何でも選出されて賞をとる。

いったい何が起きたんだ?っていうほどの無双状態。

幼稚園時代から先生というものに無関心だった娘(幼稚園の先生の名前は最後まで覚えませんでした)が、担任の先生を大好きになり、尊敬するようになりました。

過去の娘の話をしても担任の先生をはじめ、そこでは誰も信じませんでした。

それほど別人級の変化だったのです。

「今度の転校生の〇〇ちゃん。髪が綺麗で可愛い子よねー。成績も優秀で、しっかりした子よね。それでもって優しいって、みんな言ってるわよ」

こんな噂が私の耳にも入ります。

これまでの娘に対して、

「これが娘の素敵な個性。マイペース最高じゃん♬」

そう思っていた私ですが、

別人級にバージョンアップした娘に有頂天になりました。

「すごいすごい!やっと、芽が出た!すごいじゃん!」

私の子供時代。

なんでも頑張っていた自分の子供時代と重なり、嬉しくなったのです。

「やればできるじゃん!!!」

頑張ることで成果をあげていく。

いつの間にか、娘の努力する姿とその結果に私自身が一喜一憂するようになっていました。

そして、長女から笑顔が少しずつ消えていくことに

その頃の私は気づかなかったのです。