ママの心がそこにないのなら、たとえ24時間となりにいたとしても… | 『公認心理師』渡辺貴子トレーナー

ママの心がそこにないのなら、たとえ24時間となりにいたとしても…

渡辺貴子です

もしもあなたが、

大切な人、大好きな人、愛する人と

心がつながっていないと感じるとき

それって、とってもつらいことだと思いませんか?

どれだけ一緒にいればいいのだろう、いつまで続くのだろう

子どもが不登校になったり、拒食症になったり

心が不安定になってくると

お母さんにべったりとくっついて離れなくなることがあります。

我が家の娘たちもそんな時期がありました。

トイレにまでついてくる…

いい加減、ウンザリしていまいます。

たとえば、パートナーに対して。

大好きな友だち。

もしかしたら両親。

かつての恋人。

大切な人、大好きな人と、

心が離れてしまっていると感じた切なさや寂しさ怒り、

これまでに感じとこと、ありませんか?

ねえ、どうしてわかってくれないの?

ねえ、どうして話を聞いてくれないの?

ねえ、どうして私を見てくれないの?

ねえ、どうしてそんな目で見るの?

ねえ、どうして返事をしてくれないの?

ねえ、どうしてウンザリした顔をするの?

ねえ、どうしてため息ついてるの?

私たちは親として、子どもにたいして

心のすれ違いや、寂しさや孤独を感じたとしても

それ以上に

しっかりと、ちゃんと、子どもを一人前に!

責任をもって育てることに必死だった。

子どもが不登校や拒食症になったら

なおさら

しっかりしなくちゃ!ちゃんとしなくちゃ!って。

「べき」や「ねば」の正しさにとらわれて

気持ちの部分がスッポリ抜け落ちてしまう。

だけれど

子どもにとって、それはどうなんだろう。

ましてや、拒食症や不登校になり、

自己否定感でいっぱいの状態だったら…。

今、必要なのは

「心がつながっている」

そう、子どもが感じられる瞬間を、

少しでもたくさん作ること。

心の繋がり=絆

人は誰だって、何歳になったって

人との繋がりを感じていたいものです。

その存在を丸とご優しく受け止めてもらいたいと

心の深いところで誰もが願っています。

たとえ、ほんの少しの時間でも

真に一緒に生きているんだという瞬間を重ねていくこと。

あなたと共にここにいる〜大切なのは時間の長さではなく深さ

24時間ずっとじゃなくていい。

お仕事だってある。

兄弟だっている。

数時間だって難しい。

ほんの少しの時間でいい。

ただ、その時間

子どもと呼吸を合わせ、優しい眼差しで見つめ、優しい声で聴く。

一緒に遊び、一緒に子どものやりたいことをやってみる。

共に楽しみ、共に喜びを分かち合う。

子どもがつらい気持ちを吐き出すならば、

一緒に呼吸し、その気持ちをともに共有する。

その苦しみに寄り添う。

真にそこに存在していなければ、

たとえ24時間一緒にいても、

そこに真の絆を作ることはできません。

心を繋ぐ時間をもつと意識して決めるだけでもいい。

まずはそこからスタートでもいい。

そういう瞬間の連続を重ねていくこと。

そんな時間をひとつひとつ重ねていくイメージで。

いつからでも始められます。

準備するものなんて、何もない。

ママであるあなたが、

そうしようと決めた時が、スタートです。

カテゴリー: 不登校克服, 拒食症克服