お子様のために頑張るあなたが、今すぐにできること〜一番大切なこと
ごきげんよう、渡辺貴子です
私はカーテンを開けたまま眠ります。
月に守られていると感じられるから。
夜明けと共に目覚めることができるから。
夜、そして朝。
ベッドに静かに座り
深く穏やかな呼吸をし
そして、微笑みます。
すべてを思いやりの眼差しで見れますように。
そうはできないことあたくさんある。
だからこそ、そうしています。
以前は、朝起きると
一日のスケジューが「ばああああっ」と頭に浮かぶ
動きながら、意識はつねに前に前に。
あれやってこれやって、ああしてこうして
そしてその間、きっと、ああなってこうなって
もしかしたら、これもあれもしなくちゃいけなくなるかも
もしかしたら、邪魔がはいるかも
もしかしたら、もしかしたら…
身体を動かしながら、心は次のことを考えています。
顔を洗いながら
化粧水をつけながら
朝食を作りながら
お弁当を作りながら
洗濯機を回しながら
洗濯物を干しながら
掃除しながら
ゴミ出ししながら
心はいつも
次にやること、過去のこと、これからのこと、
娘たちのことでいっぱいでした。
今この瞬間に、心がいないことに対して
あまりにも無自覚でした。
あなたは、どうですか?
あなたは、それに気づいているかな…
わたしは
気づくことができなかったな。
ってか、知らなかったんです。そんなこと。
体と心がバラバラだなんて。
体が頑張るのは当たり前だと思ってたし、
心が生きるためにこんなに頑張ってくれているなんて、それ以上に意識することすらなかった。
あなたが認めても、認めなくても
すでに、あなたの心は
一所懸命に頑張ってくれているのです。
だから、そんな心に
「心さん、いつもありがとう。今日も、ありがとう。」
心に感謝をすることをおすすめします。
でもね、私たちはこう思うのです。
「えーー。ぜんぜん頑張ってないよー!
なにもできてないし、ちゃんとできてないし!」
もしかしたら、そんな声が聞こえてくるかもしれません。
自分を責める言葉が湧き上がってくるかも。
私も、この状態になること、今でもあります。
生きてるんだもん。
そうなっても、それは当たり前よね〜。
だから、
そんな想いもすべて、まるっと
「そうなんだね、責めちゃうよね、そうやって思うよね」
って、受けとめてみてほしい。
心の中に、反発する声を見つけたら
「見つけたよ。そこにいたんだね。わかったよ。気づいたよ。教えてくれてありがとう!」
そうやって
受けとめてみてください。
(できれば赤ちゃんにするように、優しく暖かな声のトーン、そのイメージで)
そうして
「今日も、よくやったじゃん」
「よくやってるじゃん、わたし」
と、自身をねぎらってほしいんです。
頑張ったか頑張らないか…ではなくて
ただ、ただ、無条件に
今日も、よく生きたな…と。
よくやってるね…と。
体さんと心さん、私の命をありがとう…と
お子様がまだ小さかったり、
拒食症や不登校でお母さんとしてどうしたらいいのかわからない状況だったり、
お仕事や介護で忙しかったりで
瞑想する時間なんてないんです…って、お話を聞くことがあります
そうなんです。
瞑想って、時間をとって、静かな空間で、、、って思うでしょ?
でも、本当は、いつだってできるんです。
歯を磨きながら、歯を磨いていることにただ気づく。
食べ物やお水は私たちの口を通して体に入ってきます。
わたしたちの言葉は、口を通して出ていきます。
その口を、歯磨きを通して美しくしているのです。
そのことに、感謝しながら、ただ、磨く。
お茶碗を洗いながら、ただ、お茶碗を洗っていることに気づく。
お水に感謝しながら
家族の食卓を応援してくれている食事に、その器に感謝しながら洗うのです。
瞑想の時間をとれなくても
わたしたちは
日常の生活の一瞬一瞬で、いまこの瞬間に戻ることができるのです。
その瞬間、身体と心が一つになって、そこに真に存在するのです。
これが、真に生きている瞬間になります。
マインドフルネスですね^^
もし仮に、時間に余裕があったとしても、
私たちは真に生きていることに気づけません。
あれこれ、一所懸命だから。
時間を作ってゆっくりしたとしても、
そのとき、あなたは心に何を思っていますか?
心は、つねに揺れ動き働いています。
私たち自身が気づいてやらないと、心はその働きを止めません。
私たちの命を生かすために、一所懸命だから
自分の身体や心や感情や目の前に事実に、
ただ、ありのままにピュアに気づくこと。
そのために、一瞬でもいい。
ふと、手をとめて、腰骨をたてて、
お尻をキュッとしめて、
ゆっくりと数回、呼吸してください。
息をゆっくりと深く吐く、息をゆっくりと深く吸い込む。
呼吸していることに、気づく
静かに、「ありがとう」と。
もしいま、「ありがとう」が難しければ
少し口角を上げて微笑んで頷くだけでいい。
そんなやり方も、
セッションではお伝えしています
子どもとの関わり。
言葉がけをどれだけマスターしてもテクニックを身につけても
心と身体がそこにいなければ
愛は伝わりません。
愛することは、何よりも、ただ、そこに真に存在することです。
次女に泣きながら言われたことがあります。
ママは、どこにいるの?
ママは、いま、どこにいるの?
わたしは目の前にいるんだよ?
ママは、何を見ているの?ママは何を聴いているの?
わたしはここにいるんだよ。
ただ、わたしを見てよ!
ただ、わたしの声を聞いてよ!
10年前の次女の言葉。
それはわたしに本当に大切なことを思い出させてくれる宝物です。
「お母さんはあなたのためにここにいるよ」
ベトナムの禅僧ティク・ナット・ハン氏の言葉です。
あなたの存在は
愛する人にあげられる最高の贈り物です