子どもの話〜身体で聴く | 『公認心理師』渡辺貴子トレーナー

子どもの話〜身体で聴く

ごきげんよう、公認心理師の渡辺貴子です。

 

今朝、キッチンへやってくるなり次女が楽しげにおしゃべり。

とまらない、とまらない。

学生生活が忙しい彼女との時間は、貴重です。

そして私の頭の中は、今日の講座のことでいっぱい…。

なんとなく上の空で、適当な返事していたのでしょう。

そういうときって、自分が上の空なことすら気づけません。

「ママ!ママって面倒くさそうに、適当に話聞くところあるよね!」

次女が、教えてくれました。

「ほんとだ、ごめん。ママ、いま別のこと考えちゃってた。申し訳なかったー」

 

こんなことは日常茶飯事です。

 

いまは、きっちり教えてくれます。

「ママ、ママの心、いまここにいないよ。

今は、私の話を聞いてね。」

もしくは

「ねえママ、いま時間大丈夫?ちょっと話聞いてもらってもいい?」

こんな感じ。

以前は、こうはいきません。

すぐに実践できるコミュニケーションのコツ

 

「子どもの話を聴きましょう」

「コミュニケーションが大切だ」

ということは、頭ではもう十分にわかっている。

本でも読んだ。

カウンセラーさんにも言われた。

だから頭でわかってるし、聞いているつもりになっている私たち。

「だって、本当に聞いているし…」

「コミュニケーション、とれてるし…」

わたしは、よく、そう思ってました。

でもね、大切なことがあったのです。

コミュニケーションの主人公はだれか?

 

重要なのは、

 

「私はちゃんと聞いてます!」ではなく、

子どもたちが「私のことを聞いてもらえている!」

と感じることができているかどうかだったんです

 

「相づち」や「おうむ返し」というテクニックを学んだけれど、なんだか上手くいかない…って感じているお母さんも結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?

 

コミュニケーションの主人公は、相手(子ども)なんです。

子どもが、受け取ってもらえている、尊重されていると感じることができなければ、どんなに頑張って、私たちが話を聞いても伝えても、上手くいかないんです。

 

そのスタートが、相手を大切にした話の聞き方になります。

 

じゃあどんなふうに聞いたらいいのか?

今すぐ実践できる、子どもとのコミュニケーション

 

イメージでいうと耳で聞くというよりも、からだで聴くという感じだと実践しやすいかなと思います。

 

子どもは、お母さんがちゃんと自分の目を見てくれているのがわかると、自分の感情を受け止めてもらえたと感じることができます。

子どもは、眼差しで愛を感じます(だから優しい眼差しを意識してね)

 

自分と同じような空気感を作ってもらえることで、そこに安心感が生まれます。

安心して話ができます。

 

無表情な相手

上の空な相手

不機嫌な相手

 

と話すのは、とってもツラいことです。

 

私たちもそうですよね?

話すのイヤになっちゃう…。

 

例えば、パートナーと話をする時に

なんか上の空だったり

なんだか不機嫌そうだったり

テレビやスマホを読みながらだったり

ゲームをしながらだったり

こっちのテンションとずれてたり

 

「ねえ!わたしの話、ちゃんと聞いてくれてる???」って言いたくなりませんか?

「聞いてるよ!!返事してるだろ!!」って言われても腹が立ってきませんか?

悲しくなりませんか?

 

 

それって、とっても寂しいこと。

もし、子どもとのコミュニケーションが「なんか上手くいかないな」と、思い当たることがあれば、試してみませんか?

 

耳だけで聞くのではなく、全身を使って聞くことを。

 

  

今すぐにできる実践です。

ぜひ♬