「母として完璧でなければ」という思いに苦しむとき | 『公認心理師』渡辺貴子トレーナー

「母として完璧でなければ」という思いに苦しむとき

ごきげんよう、渡辺貴子です

子どもの不登校や拒食症によって、いつもの日常が180度かわってしまいとまどっていませんか?

拒食症・不登校なんて、自分たちに縁のないものだと思っていた。

情報なんてもってないのが通常です。

何も知らなかった自分が右往左往しながら情報を集め、勉強し、なんとか良い方向にもっていこうと努力を重ね、それでも上手くいかない…。

腹をくくったはずなのに

自分が変わろうと思ったはずなのに

笑顔でいようと誓ったのに

お口にチャックと決めたのに

もう、嫌味を言うのはやめたかったのに

子どもを信じたいのに

笑っていたいのに

それができない…

自分を責めちゃダメですよ!

お母さんがネガティブになってもいいことないよ!

本気で腹をくくってないからよ!

誰かの声、自分の声。

なんだか責められているような気がすることありませんか?

できない私は母親として失格だ…

そんなふうに自分を責めてしまう。

私はしょっちゅうあったなー。

「こうせねばならぬのに、それができない…

できたか、できなかったか。

結果に一喜一憂すると

上手くいかなくなっちゃうのよね。

できるか、できないか。

子どもとの関わりの中で

Doingにこだわりすぎると、苦しくなっちゃうんです。

もちろん、Doはとっても大切です。

子どもにかける言葉

タイミングを見極めて、

どのように言葉をかけるのか

信頼関係を築けるような話の聞き方

視線や態度、振る舞い

どのように行動するのかって大事です。

そこから子どもたちに伝わる影響力は強力です。

なにもしなければ、なにもかわりませんから。

でもね

わたしたち、人間ですから

やってしまった…ってなることだって、あるのです。

そんなことも、あるよね。

そんなときも、あるよね。

それって、私たちに問題があるわけじゃなくて

私たちがダメ人間なのではなくて

人間ってそんなものだから。

人って、そんなものなのです。

完全ではないんです。

完璧であるというのは幻想です。

そもそも完璧の定義も人それぞれ違いますし。

なにかしらの負荷がかかった時、

咄嗟にそういう反応がでちゃうのは

生きている人間として、正常なことです。

だからね、自分を責めないでほしいんです。

そんな自分を責めないで。

責めるとね、

自分を責めるその言葉が、こんどは負荷になるから

それを繰り返してしまうから…

じゃあ、どうするか?

 

このひと言!まずは優しくご自身にかけてあげてください。

たぶんね、抵抗あると思います。

「しょうがないね〜」

なんて、甘えたこと!逃げてるだけじゃないですか!

そんな無責任なこと言えない!

そんなふうに、思われるかも。

自分に厳しく生きてこられたかたほど、そう思われるかも。

言ってみてください。

そして、自分の中でどんな反応がわきおこるかを感じてみてください。